新着レビュー

ブラック・スワン

評価:★★★★☆

ものすごく憂鬱になる映画と聞いていましたが、憂鬱というより映画全体の演出が和製ホラーっぽい雰囲気で、お話の内容よりもその気味悪さの方がジワジワと来ました。

でもそれが主人公の精神状態や苦悩を描いていて、ラストシーンにおいては絶望ではあるのですが全てから解き放たれた爽やかさも感じられます。

気持ちが落ち込んでる時には見ないほうがよさそう。


キック・アス

評価:★★★★★

なかなか機会がなく、ようやく見ることが出来ました。

面白すぎる!

予想以上にバイオレンスでぶっ飛んだ内容だったんですね。

予備知識なしで見たのですが、監督がガイ・リッチー作品のプロデューサーだったと知って納得。

関連俳優も何人か見ることが出来ましたね。

ジョン・ウーやゲームの「Call of Duty」シリーズ的な演出を取り入れたりと、個人的なツボ満載。

主人公が入院中にXbox360 をやっていたり、悪い連中がCodやってるシーンもありましたね。

音楽も好きなものが多く、まさかGnarls Barkleyがかかるとは思いませんでした。(レッド・ミストが車の中で聞いていた曲)

とか何とか、いろいろ書いても結局は「ヒットガールかわいい」ですべて解決!


ゼロ・グラビティ

評価:★★★★☆

これは凄い!

映画を見たというか、宇宙旅行のアトラクションを体験してきたかのような緊張感と迫力。

ユナイテッドシネマ豊島園のIMAX&ウィンブルシートという最強タッグが織り成す疑似体験。

ストーリー自体にひねりはなく、数々の危機を天文学的確率の幸運で生き延び、無事生還するというもの。

今までにない宇宙空間描写の数々は素晴らしいが、大画面と3Dあってこそのものだと思う。

宇宙飛行士の視点で描かれるシーンが多いのも、それを意図してのものではないだろうか。

従って、家の小さいテレビで見るという選択肢はこの映画にはない。


かぐや姫

評価:★★★☆☆

かぐや姫だった。

なぜ今ここまで忠実にかぐや姫をやる必要があったのか。

公式では「今かぐや姫の想いや真実を改めて紐解くことで、1人の女性像が浮かび上がる」みたいな事を言っていますが、どうもピンとこない。

多少の加筆はあるけれどもそのまんまかぐや姫。

ジブリなりの新説とかそういうのが欲しかったかなぁ・・・。

確かに絵本がそのまま動いたような作画は凄い。

ただ、技術的には凄くても詳しく分からない人にとっては手抜きにも見えてしまうかもしれないですけどね。

それでも物語としては約束されたものですので「かぐや姫」を最新の技術を使った映像で見たいという人にはオススメ!

星4つ手前くらい。

しかし、ラストの”お迎えに来る方”は完全に笑わせに来てるよね。

あのシリアスなシーンで、あの顔と音楽はずるい。


魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語

評価:★★★★★

2回見ました。

1回目は星4つ、2回目で星5つです。

はじめは展開についていくのに精一杯でしたが、2回目で細かい演出やら気になっていた部分も補完できました。

ストーリーもさることながら、やはり劇団イヌカレーの美術センスは本当にすごい。

「アニメ映画」の括りを超越しているクオリティだと思います。

TVシリーズで完結しているので「蛇足」と捉える声もあるようですが、蛇足にしては良く出来すぎています。

まるではじめから考えられていたようです。

あそこで普通にハッピーエンドで良かったのにまさかの超展開。

愛って怖いですね。


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