デッドマンズ×カーブ

評価:★★★★☆

結果から言ってしまえば、鳥肌は立ちませんでした。

途中まではある程度予測可能な展開で、ラストに2、3回のどんでん返しが一気に襲ってくるので「おぉ!」「あら!」「こいつか~!」ってな感じで終わってしまいます。

が、ラストのラストは予測不可能です。

しかし、そんなどんでん返しの上を行くこの映画の大きな収穫は、オールAの噂を実行に移してしまう〈ティム〉を演じるマシュー・リラードの演技です。

とにかく回りの人間を巻き込みまくって喋り捲って、もう1人舞台状態。

時折見せる不適な笑いで仲間を平気で裏切る冷酷な人間を見事に演じてます。

なので、観ている方もティムに翻弄されっぱなしで、ただでさえ短い上映時間は、こいつのせいで拍車がかかりアッと言う間にラストを迎えるわけです。

これだけの短い時間で客を入りこませた脚本とマシューリラードの演技には感服いたします。

ただし、時間が短いせいかストーリーに重点を置き過ぎたか、最も重要な人物の掘り下げがイマイチ物足りない気がします。

もっと登場人物をしっかりと把握した上で、あのラストを迎えれば「あぁ、だからこいつがこうなって、あいつがこうで、それでお前かよ~!」ってなったかもしれないです。

マシュー・リラードで星4つ。


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