トゥルーマン・ショー

評価:★★★☆☆

確かにストーリーは斬新だが、それは予告編でわかっていることなので特に衝撃はなかった。

一番期待していたのは、トゥルーマンを操る裏方がどのような巧妙な手口で30年もバレずにいられたかということ。

中盤からエド・ハリス演じるTVプロデューサーにスポットが当たり始め、裏方の仕事ぶりやトリックが明らかになっていくのだが、もう少し全体的に”裏”を見せて欲しかった。

前半はほとんどトゥルーマンの日常。

途中少年・高校時代の回想シーンなどが入り、嘘であった人生全体を見せたいのか、”作り物”に気づかれそうだった瞬間だけを見せたいのかが中途半端に感じました。

後半の”テレビ製作側”からみたスポンサーCMのつけ方や演出法には感心しました。

「あぁ、だからあそこでココアを強調したわけね」とか、住民の不可解な行動の謎が解ける。

あと注目すべきはジム・キャリーの演技。ライアー・ライアー等でのブッ飛んだ演技だったのが一転して自分の人生を見つめなおすというシリアスな役を好演。

見所の一つですね。

なんだかんだ言いましたが、これは筆者の過度な期待が原因。

自分が求めていたものとのギャップがあっただけで、映画としては充分な作品だと思います。


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