A.I.

評価:★★★★☆

スピルバーグ+キューブリック。

これはもう見に行くしかないでしょ。

全世界でも過去の興行成績を 次々と塗り替える人気ぶり。

しかし、なぜか俺の周りは評判が悪い。

観に行く人は声を揃えて「期待 し過ぎた」「期待はずれ」という感想。

正直かなり期待大だったので、ちょっと残念。

しかしどうせ観るなら、どうせ金を払うなら楽しみたいということで彼らの意見を利用させてもらい ました。

期待を外れるならはじめから期待しなければ良い。

期待しなければ楽しめるはずだ。

で、実際観た感想。

確かに公開まで待ち続けて自分の中で勝手に最高傑作的な定義を作ってしまうと 物足りないかもしれない。

しかし純粋な、スピルバーグが描くファンタジーとして見れば十分の出来 だと思う。

確かに甘ちょろい、ぬるい作品かもしれないがこれはこれでいいじゃないか。

確かにハーレー君の切ない顔のアップ多すぎるよ。

ラストの泣かせは反則だよ。でも、この映画は そういうジャンルでしょ。

予告と雑誌の特集でも見ればすぐ分かる。

「ピノキオじゃねーか!」ってキレてるそこの君。

キューブリックは未来版『ピノキオ』を作りたい と言ってこの作品の製作に乗り出したんだよ。

そういう事を総合的に考えて判断すると、まぁ「平均的な面白さ」ってところですかね。

ストーリー も個人的にはテンポが良い方だと思うし、ジャンク・フェアのイベントシーンも良く出来てた。

華々しく登場したジュード・ロウが案外薄っぺらだったり、一番優秀なロボットはどう考えてもテディ だったりしたけども、あの世界観に浸れれば他にこの映画に求めるものは何もないです。

と言うわけで平均的な泣けるファンタジー★★★+ビジュアル面★の計4つ。

スピルバーグの才能に嫉妬していたキューブリックが純粋にファンタジーを作ってたらどうなってたのか 見てみたかったな。

やっぱり最後は黒い長方形の鉄板が出てきたりして。

でもそれは勘弁。


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